女性ホルモン減少が原因の脱毛について!ホルモンバランスの乱れ対策を紹介!

女性の薄毛は、男性の薄毛とは原因や症状が異なります。

女性の薄毛の多くは、女性ホルモンが関わっている場合がほとんどです。

髪の毛と頭皮の健康を保つためには、女性ホルモンのバランスが整っていないといけません。

最近頭皮が薄くなってきた方や脱毛が気になる方は、女性ホルモンのバランスを改善するよう努めてみましょう。

この記事では、女性ホルモン減少が原因の脱毛についてご紹介します。

女性ホルモンの減少が原因でなる脱毛症

女性ホルモンが原因とされる脱毛症は、以下の通りです。

  • びまん性脱毛症
  • 女性男性型脱毛症(FAGA)

これらの脱毛症は、どちらも女性ホルモンの減少が原因で起こる脱毛症です。

どちらも、同じくくりとされることもあります。

女性がなりやすい脱毛としては「牽引性(けんいんせい)脱毛症」もありますが、これは女性ホルモンの減少はさほど原因ではありません。

また、円形脱毛症なども女性ホルモンとは関係ないです。

ここでは、女性ホルモンの減少が原因のそれぞれの脱毛症の特徴をみてみましょう。

びまん性脱毛症

薄毛に悩んでいる女性の4人に1人が、この「びまん性脱毛症」だと言われています。

「びまん」とは、広がるという意味です。

初期段階では頭頂部の分け目が広がりトップのボリュームが減ってきます。

やがて頭髪全体が薄くなり、地肌が透けて見えるようになってくるのが特徴です。

出産後や生活習慣の乱れ、閉経などによって女性ホルモンが減少することが原因とされています。

女性男性型脱毛症(FAGA)

「女性男性型脱毛症(FAGA)」は「びまん性脱毛症」に含まれる場合がありますが、その中でも男性ホルモンが関わっている脱毛症です。

女性でも男性型の脱毛症が起こる場合があり、これを「女性男性脱毛症」通称「FAGA」といいます。

高齢の女性に多く、全体的に髪の毛が薄くなっていくのが特徴です。

しかし、10代・20代の若い人でも発症してしまう場合も稀にあります。

原因は、女性ホルモンが減り男性ホルモンが優位になってしまうことです。

「女性男性型脱毛症(FAGA)」は見極めるのが難しい脱毛症ですので、まずは皮膚科に相談するのが良いでしょう。

薄毛・抜け毛に影響する女性ホルモンは「エストロゲン」

女性ホルモンのバランスが乱れたり、分泌が減少すると抜け毛が増えて薄毛にってしまう恐れがあります。

出産後や更年期の女性は、ホルモンバランスが乱れやすいです。

女性ホルモンは、以下の2種類があります。

  • 「エストロゲン」
  • 「プロゲステロン」

この2つのホルモンは、決まった周期で増えたり減ったりしてバランスをとって身体を支えているのです。

まずは、この2つの女性ホルモンの働きについて知りましょう。

エストロゲン(卵胞ホルモン)

女性の髪の毛の美しさを保っているのは、エストロゲンです。

このエストロゲンがしっかり分泌されないと、ハリ・コシ・ツヤのある美しい髪の毛が生えて来ないでしょう。

エストロゲンの分泌が減少して女性ホルモンのバランスが崩れると、ヘアサイクルに影響が出るため抜け毛が増えたり薄毛になる恐れが出てきます。

エストロゲンは思春期から分泌が始まり、20〜30代がピークです。

その後は、加齢により徐々に減っていきます。

プロゲステロン(黄体ホルモン)

プロゲステロン(黄体ホルモン)は、子宮内膜を暑くし体温を上げて妊娠継続をサポートしている女性ホルモンです。

栄養と水分を蓄えて代謝を遅らせ、皮脂の分泌を活発にさせる働きをしています。

生理前に肌が荒れたり怠さ、イライラや憂鬱などの体調変化はこの女性ホルモンの影響です。

エストロゲンが減少する原因

エストロゲンが減少してしまう主な原因は、以下の通りです。

  • 出産後
  • 食生活の乱れやダイエット
  • ストレス
  • タバコ
  • 更年期

それぞれの原因について、見ていきましょう。

出産後

出産後は、女性ホルモンが乱れやすく抜け毛に悩む女性が多いです。

妊娠中は女性ホルモンでもエストロゲンの分泌が増えるので、髪の毛が抜けにくくヘアサイクルは成長期が長くなります。

しかし出産をすると妊娠中にたくさん分泌されていたエストロゲンが一気に減少するので、髪の毛も一気に抜けてしまうでしょう。

そしてヘアサイクルは休止期に入るので、一時的に薄毛となってしまいます。

ヘアサイクルの休止期が終わる2〜3ヶ月後には、また髪の毛は生えてくるでしょう。

個人差がありますがヘアサイクルが妊娠前に戻るまでには、だいたい1年くらいかかります。

時間が経てば出産後の薄毛は改善されるので、心配はいりません。

食生活の乱れやダイエット

ホルモンを分泌するためには、栄養をしっかり摂る必要があります。

ホルモンの元となる栄養素をしっかり摂りましょう。

無理なダイエットをしたり、食事が偏っているとホルモンバランスが崩れてしまいます

女性ホルモンが乱れてエストロゲンの分泌が低下すると、髪の毛が薄くなってしまうでしょう。

そもそも髪の毛は、他の身体の部位に比べて栄養が不足しがちです。

髪の毛を元気に育てるためには、しっかりとバランスの良い栄養を摂りましょう。

栄養をしっかり摂ることは、ホルモンバランスを正常に保つためにも髪の毛に栄養を送るためにも必要です。

ストレス

過度なストレスを受けると、自律神経が乱れてしまいます。

自律神経が乱れると、ホルモンバランスも乱れてしまうでしょう。

ストレスを感じたら、なるべく発散するよう心がけてください。

自律神経の乱れは、ホルモンバランスだけでなく血行をも悪くします。

血行が悪くなると、頭皮に栄養が行き届きにくくなるので髪の毛が成長できません。

さらにストレスは髪の毛を成長させる亜鉛をたくさん消費してしまうこともわかりました。

ストレスは、髪の毛と頭皮にとって様々な面からダメージを与えてきます。

薄毛を気にしすぎることもストレスに繋がりますので、早めに対策を打ちましょう。

タバコ

喫煙のしすぎは、エストロゲンを分泌している卵巣機能を損ねる恐れがあります

タバコには一酸化炭素が含まれており、身体の血流を減少させてしまうのです。

すると、卵巣に十分な血液量を供給しにくくなります。

卵巣機能が低下するとエストロゲンが十分につくられなくなり、抜け毛へと繋がってしまうでしょう。

またタバコに含まれているニコチンは、毛細血管を収縮させます。

頭皮の毛細血管の流れが悪化すると、髪の毛の毛根にある毛母細胞へ血液が十分に届きません。

タバコは禁煙が一番ですが、禁煙がストレスになるという人は本数を減らすなど対策をしましょう。

更年期

エストロゲンは、20代後半ごろから徐々に減少していきます。

統計学的に40代を過ぎると、薄毛の度合いが進行してくことがわかっており50代になるとその変化は大きく現れてくるでしょう。

加齢と共に頭頂部の毛髪ボリュームが減っていき、全体的に髪の毛が細くなり減っていきます

高齢になると皮脂分泌も低下するので、髪の毛が乾燥しツヤも失われてしまうでしょう。

これら全てがエストロゲンの分泌と関わっています。

年齢を重ねるとエストロゲンが減少するため、男性ホルモンの影響も出てくるでしょう。

40代以降の女性は、「女性男性型脱毛症(FAGA)」の症状が現れることがあります。

女性ホルモン減少による脱毛症の対策

続いて、女性ホルモンが減少することで起こる脱毛症の対策を見ていきましょう。

女性ホルモンが減ってしまう原因は、様々です。

  • 出産後の脱毛症対策
  • 生活習慣による脱毛症対策
  • 更年期の脱毛症対策

原因別に対策を見ていきましょう。

出産後の脱毛症対策

出産後の脱毛は、病気などの異常ではなく身体の仕組みによる自然なことです。

治療や対策をしなくても、時間が経てば1年ほどでヘアサイクルは戻り解決します。

少しでも早く戻したくて対策したい場合には、食事のバランスに気を使いましょう。

出産後は授乳で母乳に栄養がいってしまい、髪の毛にいく栄養が不足しがちです。

いつも以上に栄養に気を使い、特にタンパク質やビタミン、ミネラルをしっかり摂ってください。

また、たっぷりと睡眠をとりストレスも溜めないようにしましょう。

1年以上経っても抜け毛が改善されない場合は、医師に相談してください。

生活習慣による脱毛症対策

出産後ではなく更年期でもないのに脱毛に悩んでいる方は、生活習慣を見直してみましょう。

食事制限など過度なダイエットをしている場合は中止してください

ホルモンを十分に分泌させるためには栄養が必要です。

栄養不足によりエストロゲンの低下が続くと、脱毛だけでなく骨密度が低下したり生理不順になるなど不調が次々に出てくる恐れがあります。

バランスの良い食事を心がけましょう。

また睡眠不足が続くと成長ホルモンの分泌が低下して、髪の毛の成長に影響が出てしまうので睡眠も大切です。

成長ホルモンが分泌されるのは22:00〜2:00ですので、この間に質の良い睡眠をとりましょう。

また喫煙者は、禁煙をすることが脱毛対策としても大切です。

更年期の脱毛症対策

閉経前後である更年期は、エストロゲンの分泌が大きく低下します。

加齢によるエストロゲンの低下は仕方のないことです。

更年期による脱毛対策としては、ホルモン補充療法があります。

エストロゲンの薬を処方してもらい、ホルモンを補充する方法です。

ホルモン療法については、かかりつけの医師に相談してください。

また、漢方を使ってホルモンバランスの改善を目指す方もいます。

女性ホルモンに良い成分を摂取すると良いでしょう。

食事で摂るのが難しい場合には、育毛サプリがおすすめです。

具体的には、以下のような成分が入っているがおすすめです

  • 大豆イソフラボン
  • ノコギリヤシ 

それぞれの成分についてご紹介します。

大豆イソフラボン

「大豆イソフラボン」は、エストロゲンのような性質をしています。

「大豆イソフラボン」には育毛進行作用があることが確認されました。

また、脱毛の原因のDHTを阻害してくれる作用もあります。

DHTは、男性型脱毛症(AGA)の原因とされているものです。

更年期の女性も、男性型脱毛症(AGA)になる可能性があります。

「大豆イソフラボン」の育毛促進作用は科学的に証明されているので、安心して摂ることができるでしょう。

ノコギリヤシ

「ノコギリヤシ 」にもDHT阻害作用があります

更年期の女性にはおすすめの成分です。

さらに、抗炎症作用があるため頭皮の炎症を抑えて頭皮環境を整える作用にも期待できます。

副作用が少なく、ほとんどの人が「ノコギリヤシ 」に対して忍耐性を持っているので安心して使えるでしょう。

DHT阻害作用のある薬より、比較的安く安全に使えるのがメリットです。

しかし、十分な科学的根拠が乏しいのがデメリットとなります。

まとめ

  • 「びまん性脱毛症」は、出産後や生活習慣の乱れ、閉経などによって女性ホルモンが減少することが原因
  • 「女性男性型脱毛症(FAGA)」は、女性ホルモンが減り男性ホルモンが優位になってしまうことが原因
  • エストロゲンがしっかり分泌されないと、ハリ・コシ・ツヤのある美しい髪の毛が生えて来ない
  • エストロゲンは出産後や更年期、生活習慣の乱れなどで減少する
  • 女性ホルモンの現象が原因の脱毛症には、「大豆イソフラボン」や「ノコギリヤシ 」がおすすめ

女性の薄毛のほとんどは、女性ホルモンのエストロゲンの減少が関わっていると言えます。

出産後の脱毛はあまり気にする必要はありませんが、更年期や生活習慣によるホルモンバランスの乱れは早めに対策をしましょう。

育毛剤や育毛サプリを試してみるのもおすすめです。

その際は、「大豆イソフラボン」や「ノコギリヤシ 」などが配合されている物を選ぶと良いでしょう。

生活習慣を改善しても、症状が良くならない場合には医師に相談してください。