ひまし油に育毛効果はなし!頭皮環境の改善と保護効果が期待できる!

薄毛や抜け毛に悩む人は、男女ともに多いです。

スカルプケア市場は現在とても盛り上がっており、育毛に効く様々な成分が注目されています。

昨今では、「ひまし油」が育毛に役立つと話題です。

たくさんのサイトやYouTubeなどで、育毛効果が紹介されています。

果たして「ひまし油」には、本当に育毛効果があるのでしょうか。

今回は、「ひまし油」の育毛効果について見ていきます。

「ひまし油」の育毛効果

残念ならが、「ひまし油」を使っても髪の毛が生えてくるということはありません。

しかし、育毛をしやすい頭皮環境を整えたり整髪料としては役に立つでしょう。

あくまで育毛のサポートとして、「ひまし油」を使って頭皮ケアをしてみるのは良いでしょう。

「ひまし油」に期待できる育毛効果は以下のとおりです。

  • 頭皮の保護や軽い傷の手当
  • 髪に艶を出す

それぞれの効果を見ていきましょう。

頭皮の保護や軽い傷の手当

ケニアのキクユ族は、「ひまし油」を皮膚の保護や軽い傷の手当てをする際に使っています。

頭皮も皮膚ですので、頭皮環境の改善と保護効果が期待できるでしょう。

ギリシャ人は「ひまし油」を、身体に塗る油として使用したという記述があります。

また、中国でも数世紀間にわたって外用の医薬品として処方されてきました。

日本では「ひまし油」は外用薬ではなく下剤の内服薬として使うことの方が多く、外用薬としての文献はまだ少ないです。

医薬品としてよりはキャスターオイルとしてマッサージやスキンケア、頭皮ケアなど様々な用途で使われています。

髪に艶を出す

「ひまし油」は、髪の毛に艶を出すためにも使えます。

大相撲の力士達が整髪料として使っている梳油にも、「ひまし油」が昔から配合され使われてきました。

梳油は髪の毛を漆黒に輝かせて、髪を整えるために使われます。

「ひまし油」を使うと髪の毛が黒くなるという噂があり、これは力士の髪が黒いことがその証明だと言われてきました。

しかし、力士の髪が黒々と見えるのは油の光沢によるもので黒く見える性質を持っているだけです。

力士でも髪の毛を洗って油を落としてみると、赤毛の持ち主もいます。

「ひまし油」は艶を出す効果はあっても、髪の毛を黒くする効果はありません。

「ひまし油」の副作用

「ひまし油」を外用した際の副作用は報告されていません

しかし、敏感肌の人は様子を見ながら使用しましょう。

服用した場合には消化器過敏症や悪心、嘔吐、腹痛などが起こる恐れがあります。

「ひまし油」は小腸の吸収を妨げるため全身の栄養状態に影響を与えてしまうので、連続しての使用は控えた方が良いです。

とはいえ、服用したとしても育毛効果は見込めません。

「ひまし油」のメリット

「ひまし油」を育毛に使うメリットは以下の通りです。

  • 天然の植物成分
  • 長い歴史がある

それぞれ見ていきます。

天然の植物成分

「ひまし油」は、トウゴマの種子から取れる植物油の一種です。

植物性の天然成分ですので、安心して使えるでしょう。

化学薬品をなるべく使いたくなく、オーガニックにこだわっている方にもおすすめできます。

長い歴史がある

「ひまし油」は、世界各国で使用されてきた長い歴史があります

インドでは、紀元前2000年前から使用されてきたという記録がありました。

中国でも数世紀にわたって使われています。

日本では、大相撲力士の髷を結うためのビンツケ油として江戸時代から使われてきました。

ヨーロッパやアメリカでも、伝統医療で下剤として使用されてきた歴史があります。

千年近く正式な医療行為の一貫として服用されてました。

アメリカ北部では今も万能薬として使われてます。

このように世界中で使われてきた長い歴史がある成分です。

「ひまし油」のデメリット

「ひまし油」を育毛に使う際のデメリットは、以下の通りです。

  • 科学的根拠がない
  • 配合されている育毛剤は少ない

それぞれ見ていきましょう。

科学的根拠がない

「ヒマシ油」が育毛に役立つという信憑性のある文献は少ないです。

科学的に育毛効果を立証したという記述は、見つかりませんでした。

内服薬としての効果や副作用については証明されているものの、外用薬としての効果や副作用は記述がありません。

配合されている育毛剤は少ない

「ひまし油」が配合されている育毛剤は少ないです。

頭髪ケアとしての製品はまだ少なく、マッサージ料やポマードとして販売されています。

「ひまし油」は広く用いられる成分

「ひまし油」が取れるトウゴマは、東アフリカ原産と言われていますが現在では世界中に分布しています。

世界中で年間約100万トン生産されており主な生産地のインド、中国、ブラジルでは活発に生産計画が進んでおり今後さらに流通するでしょう。

工業用の原料としても使われてきた歴史があります。

加工品としては石鹸、潤滑油、塗料、ワックス、香水、ナイロンなどの原料として用いられており様々な用途がある万能成分と言えるでしょう。

しかし「ひまし油」を生産する際には、有毒なリシンが副産物として作られてしまいます。

リシンは猛毒なので、使用する際には十分な注意が必要です。

特に妊娠中、生理中の女性は使用してはならないとされています。

まとめ

  1. 「ひまし油」は、育毛をしやすい頭皮環境を整えたり整髪料として役に立つ
  2. 「ひまし油」を使ったからといって、発毛するわけではない
  3. 「ひまし油」を外用した際の副作用は報告されていない
  4. 「ひまし油」は、トウゴマの種子から取れる植物油の一種
  5. 「ひまし油」は、世界中で使われてきた長い歴史のある成分

「ひまし油」と育毛に関する文献は、現状とても少ないです。

それでも現在育毛に役立つと話題の注目成分ですので、今後研究がなされるでしょう。

副作用の報告はありませんが、敏感肌の方や心配な場合は医師や薬剤師に相談してください。

薄毛や抜け毛が進行している場合には、自己判断で使用せずに病院を受診することをおすすめします。

育毛の有効成分は科学的根拠が証明されている成分が他にありますので、あえて「ひまし油」を使わずとも良いでしょう。

他の成分を試してみて効果を実感できなかった場合には、「ひまし油」を試してみても良いかもしれません。