育毛剤に配合される有効成分はいくつかありますが、それらがどのような作用を及ぼすのかまではなかなか分かりませんよね。
有効成分とは厚生労働省が育毛に効果があると認めた成分ですので、これらが配合されている育毛剤には確かな効果が期待できます。
この記事では「ジフェンヒドラミンHCI」について、その効果と副作用について解説していきます。
「ジフェンヒドラミンHCI」は塩酸ジフェンヒドラミンとも呼ばれる成分です。
目次
「ジフェンヒドラミンHCI」の育毛効果とは
「ジフェンヒドラミンHCI」に期待できる育毛の効果には以下のようなものがあります。
- 抗炎症作用
- 血行促進
- かゆみの抑制
- フケの予防
それぞれ解説していきます。
抗炎症作用
「ジフェンヒドラミンHCI」の代表的な効果は「炎症の抑制」です。
育毛ケアにおいてせっかく有用な成分を頭皮に塗布したり、体内に摂取したりしても頭皮環境が悪いと良い育毛ケアができません。
「ジフェンヒドラミンHCI」は別名「抗ヒスタミン剤」です。
アレルギーを引き起こす物質のヒスタミンを抑える働きがあります。
「ジフェンヒドラミンHCI」が育毛剤に使用される場合は、頭皮の炎症を抑える効果があります。
血行促進
「ジフェンヒドラミンHCI」には血行を促進する作用もあります。
血行促進は育毛ケアにおいてとても重要です。
血行を促進することで栄養素を十分にめぐらせ、頭皮環境をより良い状態へ改善することできます。
健康な髪を生み出しやすい状態をサポートしてくれるでしょう。
かゆみの抑制
「ジフェンヒドラミンHCI」の抗ヒスタミン作用によって、頭皮のかゆみを抑制することができます。
頭皮のかゆみは無理に掻きむしってしまい、頭皮を傷つけてしまう原因です。
そうすることで頭皮が荒れ、抜け毛の原因となってしまいます。
かゆみを防げば、抜け毛も予防可能です。
フケの予防
「ジフェンヒドラミンHCI」の抗炎症効果とかゆみの抑制はフケの予防にも繋がります。
フケの原因は頭皮環境が荒れ、かゆくなり、掻きむしってしまうことです。
「ジフェンヒドラミンHCI」でかゆみを防げば、フケも防げます。
「ジフェンヒドラミンHCI」の副作用はなし
続いては「ジフェンヒドラミンHCI」に副作用についてです。
結論から言いますと「ジフェンヒドラミンHCI」を育毛剤として利用する場合には副作用は気にする必要はないでしょう。
風邪薬に含まれている「ジフェンヒドラミンHCI」は服用すると、眠くなるという副作用があります。
関連して、集中力の低下・口の渇きなどの症状もありますが、これらは「ジフェンヒドラミンHCI」を飲んだ場合に現れる症状です。
よって育毛剤のように頭皮に塗布するといった利用方法ではこういった症状の心配をする必要はないと考えられます。
「ジフェンヒドラミンHCI」という成分について
そもそも「ジフェンヒドラミンHCI」とはどういったものなのでしょうか。
普段からなじみの深い成分
薬用成分には天然素材から抽出された天然成分と、化学的な合成成分があります。
「ジフェンヒドラミンHCI」は後者の化学的に合成された成分です。
育毛剤はもちろんのこと、シャンプー・リンス・トリートメント・風邪薬・花粉症の薬など様々なものに使用されています。
「ジフェンヒドラミンHCI」という名前はあまり聞いたことないかもしれませんが、意外となじみ深い成分なのです。
厚生労働省認可の成分
「ジフェンヒドラミンHCI」は厚生労働省が効果があると認めた有効成分です。
国から保証されているので、確かな効果が期待できますね。
まとめ
- 抗炎症作用がある
- 血行促進も期待できる
- 育毛剤では副作用の心配はない
- 実はなじみの深い成分
- 成分厚生労働省認可
名前はあまり聞きなれないかもしれませんが、「ジフェンヒドラミンHCI」は風邪薬や花粉症の薬などで使用されている普段から身近な成分です。
その抗炎症作用や、血行促進などの作用から育毛剤の有効成分として効果を発揮します。
育毛剤の使用において、副作用なども心配する必要も無く厚生労働省認可の有効成分ですので安心して使用できるでしょう。